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2012年度以前の活動記録

観光素材探索ワークショップ(2011年度)

ワークショップのようすの写真

 浜田市観光協会の協力依頼を受け、「観光素材探索ワークショップ」を行いました。
 ゼミ生は、5つの班に分かれ、それぞれ浜田市のひとつの自治区を担当することとしました。そして、事前調査のために、夏季休業期間を活用し、それぞれ1日ていどのフィールドワークを行いました。
 ワークショップは、浜田市の浜田・金城・旭・三隅自治区で、地域のみなさんにご参加いただき、開催しました。会場によっては、参加者にいくつかのグループに分かれてもらい、まず、観光素材を付箋に書き出していき、それらを模造紙上で分類・整理してもらいました(写真右)。これを踏まえて、参加者には、地域の魅力や観光の課題などについて討論してもらいました。最後に、各グループから、討論の内容について発表してもらいました(写真左)。発表のようすの写真その結果、多数の観光素材が見出され、地域の魅力や観光の課題を明らかにすることができたと思われます。しかしながら、まだまだ掘り起こすことができなかった観光素材もあるものと思われますし、ひとつひとつの観光素材の価値や魅力をより明らかにしていくことも今後の課題となるでしょう。
 ワークショップの成果は、ゼミ生がポスター形式に集約し、2012年2月19日(日)に、本学交流センター コンベンションホールにおいて開催された「観光講演会――魅力ある地域づくりを目指して!」において報告しました。学生たちの作品はこちらです(浜田地区金城地区旭地区三隅地区)。なお、弥栄自治区では、残念ながら、ワークショップ開催の機会を得ませんでした。 


棚田ワークショップ(2009-2010年度)

活動報告写真

 本学が島根県浜田県土整備事務所から受託した「中山間ふるさと・水と土保全推進事業」の「棚田ワークショップ業務」の一部を実施しました。このワークショップの目的は、それぞれの地域の将来像を明確にし、適切な棚田の保全管理に必要な地域活動の展開方向を見出すことにあります。私たちの担当は、浜田市旭町の「来尾の棚田」と同三隅町の「室谷の棚田」でした。
 地元のみなさんにご参加いただき、2009年度には、それぞれの地域で3回のワークショップを開催しました。1回めは地域の課題・問題点の抽出、2回めは地域の魅力の抽出、3回めは目指すべき地域の将来像設定をめざしましたが、地域の将来像を明確に描くまでは到達できませんでした。その他に、他の授業の一環として「棚田散策ウォーキングin来尾」(11月15日開催)に参加したり、室谷地区では11月28・29日に景観観察を実施したりしました。
 2010年度には、それぞれ、2回のワークショップを開催しました。4回めは目指すべき地域の将来像実現のための課題整理、5回めは具体的な取組を想定しての仕組みづくりの検討を行いました。発表のようすの写真これらに加え、来尾地区では、ブログによる情報発信を試みました。室谷地区では、9月〜10月に住民意識調査(アンケート調査)を、9月28・29日に1泊2日の「ワーキングホリデー・イン・室谷」を実施しています。また、「棚田ワークショップ通信」を発行しました。
 以上のような活動から、来尾(市木)地区では、地域活動の展開方向として、インターネット等を活用した地域情報の発信、農産物等の直売、地域文化の継承と活用が導き出されました。室谷地区では、新卒就農者や青年帰農者、定年帰農者、企業、大学など、多様な担い手を受け入れる必要性、地域のリーダーと協力し、地域住民を触発し、けん引していく「コーディネーター」の必要性が明らかになりました。2か年にわたるこれらの成果は業務報告書にとりまとめました。


お問い合わせ

〒697-0016
島根県浜田市野原町2433-2
島根県立大学総合政策学部
林 秀司研究室

TEL. 0855-24-2234
FAX.